文部科学省は、不登校の児童生徒が欠席中に行った学習の成果を、学校の成績に反映できることを明確にするため、学校教育法施行規則を改正しました。これは、子どもたちが努力した成果を適切に評価し、自立を後押しするための取り組みです。令和6年8月29日に、この法令が公布・施行され、各都道府県の教育委員会にも通知が行われました。
この改正により、不登校児童生徒の成績評価に際して、学校の判断で欠席中の学習成果を考慮できるようになります。学習の計画や内容が教育課程に照らして適切であること、学校・保護者・民間団体が連携していることなど、いくつかの要件も設けられています。具体的には、フリースクールで学ぶ子どもたちの学習状況を定期的に学校に報告する体制を整えた上で、学習成果を成績に反映することが想定されています。2019年にも同様の通知が出されていましたが、今回の改正で法的に明確化され、より適切な対応が進められることとなりました。
🌟改正のポイント
今回の改正では、不登校の子どもたちがフリースクールや自宅で行った学習成果を、学校の成績に反映できるようになりました。これにはいくつかの要件が設けられています。
1.学習内容の確認
フリースクールでの学習が、学校の教育課程に準じたものであることが必要。
具体的には、学習指導要領に基づいた内容であることが求められます。
2.学習時間の証明
フリースクールでの学習時間が一定の基準を満たしていることの証明が必要。
フリースクールからの出席証明書や学習記録が、その証明として利用されます。
3.学校とフリースクールの連携
学校、フリースクール、保護者の間で十分な連携が取られていることが条件。
継続的な協力が、学校がフリースクールでの学びを評価するために必要です。
4.学習成果の評価
フリースクールでの学習成果が、学校の教員によって適切に評価されることが必要。
テストやレポートの提出など、学習の進捗を確認する方法が求められます。
これらの要件を満たすことで、フリースクールや自宅での学習が、学校の成績に適切に反映されるようになります。今回の改正により、学校外で学ぶ不登校の子どもたちの努力がより適切に評価され、自立に向けた支援が強化されることが期待されています。
🎓IBASHO acad. SEIKAでの取り組み
IBASHO acad. SEIKAでは、学校との連携や学習内容の充実に力を入れています。具体的には、以下の取り組みを行っています。
・学習指導要領に基づいた授業内容
教員免許を持つ経験豊富な教師が、学習指導要領に準じたカリキュラムを提供。
これにより、学校の成績に反映されるための学習内容をしっかりとカバーしています。
・学校との連携
ご希望に応じて、フリースクールでの学習状況や成果を定期的に学校に報告。
学校との連携を密に保ち、学習の進捗が学校側で適切に評価されるよう努めています。
・学習記録の提供
SEIKAでは、出席記録や学習進捗に関する記録を作成し、必要に応じて学校に提出。
これにより、学校側でも安心してフリースクールでの学びを成績に反映できます。
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IBASHO acad. SEIKAは、子どもたちが自分らしく成長できる場所です。一人ひとりのペースに寄り添いながら、未来に向かって自信を持って進む力を育むサポートをしています。ぜひ一度、フリースクールSEIKAを見学してみてください。皆様のご来校を心よりお待ちしています。