「カフェ勉」という言葉ができるほど、カフェで作業する人が増え一般的になりましたね。ただ、人によって集中できる場所はさまざま。図書館や自習室といった静かな場所や自宅での作業の方がはかどる人もいます。
今日は、これまでにない新しい作業空間スタディカフェを紹介します!
スタディカフェとは
カフェと自習室のいいところを取り入れた快適な空間
自宅で作業をしていると、オンとオフの区別がつきにくくなります。カフェや自習室で作業をするメリットの一つは、環境が変わることで気持ちを切り替えることができ、やる気のスイッチが入ることです。また、誘惑に邪魔されないことや、周りに頑張っている他者がいることでパフォーマンスや効率があがる「社会的促進」の効果もあります。
カフェでの作業は上述のメリットに加え、店内のBGMや会話などの適度な雑音が創造力や集中力を高めてくれ、疲れたらコーヒーを飲んでほっとひと息つくこともできます。ただ、短時間の作業だと快適に利用できますが、長くなるとお店の混雑具合が気になったり、他のお客さんの会話が気になったりと集中することが難しくなり、長時間の利用にはあまり向いていません。
そこで利用してもらいたいのが、スタディカフェです。
店内は心地よいコーヒーの香りとBGMが流れていて、まるでカフェのような雰囲気。カフェと違うのは、利用する人が快適に作業ができるよう机のサイズやコンセントの位置、照明やBGMの音量にも気遣っています。また作業の途中、ふと顔を上げたときの解放感も大切に店内をデザインしています。
音楽が流れていたら集中できないのでは?と心配される方がいるかもしれません。しかしいくつもの研究で“静かな音のない環境よりも、中程度の騒音(70デシベル:カフェやレストラン)がある方が創造性が高まる”と報告されています。スタディカフェは利用者がもっとクリエイティブに、より集中できるようBGMなどで静かすぎない快適で居心地の良い空間をつくっています。
SEIKAスタディカフェは2023年9月1日にスタートしました。頑張っている人を応援できるこの場所をつくれたことをとても嬉しく思っており、私たちにとって大切な場所です。ここが誰かにとっても大切な場所になればと願っています。
KIM, IWASHITA
参照文献
Is Noise Always Bad? Exploring the Effects of Ambient Noise on Creative Cognition Author(s): Ravi Mehta, Rui (Juliet) Zhu and Amar Cheema Source: Journal of Consumer Research, Vol. 39, No. 4 (December 2012), pp. 784-799 Published by: Oxford University Press Stable URL: https://www.jstor.org/stable/10.1086/665048